【アデニウム タイソコトラナム】個性的で愛着の持てる木のような塊根植物(コーデックス)

アデニウム タイソコトラナムとは

アデニウム タイソコトラナムは、塊根植物(コーデックス)のひとつです。
塊根植物の中でも比較的育てやすいと言われている植物で、この記事で紹介するタイソコトラナムの他にもアラビカムなどが有名な品種。
ぼってりとした胴の部分と、手のような枝がなんとも言えない魅力のある植物です。

そんなアデニウムの中で、ソコトラナムは、アデニウム属の王様と言われています。
ソコトラナムはソコトラ島の固有種で、絶滅危惧の観点からソコトラ島以外には持ち出しできませんでした。
そこで日本で流通しているソコトラナムのほとんどはタイで生産されたタイソコトラナムになります。
この記事で紹介するのもそのタイソコトラナムです。

園芸がさかんなタイで育成されたアデニウムになります。

アデニウムタイソコトラナムの特徴

アデニウムは個体差が非常に大きく、同じ品種でも全く違う形をしているものもあります。
ですので、ここでは私が持っているタイソコトラナムについて紹介します。

私のタイソコトラナムはブラックタイプと言われる肌が黒みを帯びている品種です。
こんな感じです。

通常のアデニウムの肌質と比べてみるとこれだけ差があります。
(比較しているのはアラビカムです)

太陽に当たるととてもきれいに黒く光るのでお気に入りです。

枝の付き方もかなり個体差があります。
私のタイソコトラナムは短めの枝が上部に集まっているのが特徴です。

バオバブフォームと言われるものに近いと思います。
この枝の形で、葉が生い茂るとまさに木のような見た目になります。
葉はこんな楕円形の葉っぱです。

冬は葉が落ちるのですが、春になるとこの丸い葉が一気に芽吹いて見た目がパッと華やかになります。
この感じが好きです。

アデニウムタイソコトラナムの日当たり

アデニウムタイソコトラナムは一年を通して直射日光のよくあたる場所に置くのがいいです。
日光が不足してしまうと、枝や幹が徒長してひょろ長くなってかっこわるい。
また根腐れの原因にもなりますので日光はとても重要です。

なお、風通しは他の植物同様重要です。
硬い株に育てるのはもちろん、害虫の発生を抑えるためにも風通しは気にしましょう。

アデニウムタイソコトラナムの水やり(秋冬春)

夏型の塊根植物ですので、冬は眠ります。
ですので、秋になったら水やりの回数を減らして、葉が落ちて眠ったあとは完全断水がよいです。
葉が出てきたら少しづつ水やりして梅雨明けするくらいまで控えめに水をやってください。

アデニウムタイソコトラナムの水やり(夏)

梅雨もあけるとたっぷり水をやりましょう。
表面の土が乾いたら水をじゃぶじゃぶ与えてよいです。
一番の成長期ですので、水をあげ、必要に応じて液肥を与えましょう。

真夏は朝か夕方に水やりをすることがおすすめです。
真夏の暑い昼間に水をやると鉢の中が蒸された状態になります。
その状態は株にはよくないのですずしい時間にあげましょう。  

こんな人におすすめ

アデニウムタイソコトラナムは見た目にかなりの個体差があります。
ですので、実物、写真を見て気に入った個体があればぜひ手にとってみてください。
塊根植物といいながら木のような形のアデニウムタイソコトラナムは、部屋の中に小さい木をおいたような雰囲気になります。
ちょっとクセのあるかわいい植物がほしい方にはかなりおすすめの植物です。

アデニウムはタイソコトラナムの他にもアラビカム、オベスムなどがあり、それぞれ個体差の大きい面白い形の植物です。
私が育てているアラビカムについて記事を書きましたので、こちらもあわせて読んでみてください。

見る楽しみ、育てる楽しみはもちろん、集める楽しみもあります。
私も実際今、アデニウムを5株所有していますw
このブログでも紹介していきたいと思います。

独自の用土を作ってみる

この記事で紹介した植物を含む、アガベや塊根植物、サンセベリアやサボテン用の土をご自身で作ってみてはどうでしょうか?
園芸店で売っている土もいいですが、自分で用土を作るのも園芸の楽しみですよ。

こちらの記事で、アガベやサンセベリア、塊根植物などに使える用土について作り方や配合を紹介していますのでぜひ読んでみてください。

▼土の配合について

植物育成LEDライト

我が家は南向きの日当たりのいい部屋です。
しかし、基本的に、植物は部屋で育てたいので時間帯によっては陽が入らないためどうしても日照不足が気になります。
そこで植物育成ライトを導入しました。
我が家で使っているライトはSUN-20W-Wになります。

広い範囲を照射してくれて日照不足を補うのには問題ない光量のあるライトです。
こちらの記事で詳しく紹介していますので合わせて読んでみてください。

おすすめの鉢(黒いプラ鉢/陶器鉢)

植物を育成するために必要な植木鉢。
植木鉢には大きく分けて、プラスチック鉢と、陶器鉢の2種類あります。
ホームセンターでも簡単に手に入れることはできますが、やはり見た目もこだわりたいですよね。
そこでこのブログでは、見た目もかっこいい黒いプラスチック鉢と、1000円〜2000円の価格帯で買いやすく見た目もいい陶器製、存在感抜群のハンドメイドの鉢を紹介しています。
こちらの記事も合わせて読んでみてください。

育成している植物

このブログではこの記事で紹介した植物の他にも、アガベ、塊根植物、サンセベリア、サボテンなどの珍奇植物をいくつか紹介しています。
どれも個性的な植物で魅力のあるものです。
アガベだとこんな植物。

サボテンだとこんな感じ。

塊根植物、いわゆるコーデックスはこちら。

サンセベリアも大好きです。

植物についてはしっかりまとめていますのでこちらの記事をご覧ください。