【アデニウム アラビカム】樹形、色ともに個性的な比較的育てやすい花がかわいい塊根植物(コーデックス)

アデニウム アラビカムとは

アデニウム アラビカムは、塊根植物(コーデックス)のひとつです。
塊根植物の中でも比較的育てやすいと言われている植物で、この記事で紹介するアラビカムの他にもソコトラナムなども有名な品種。
ぼってりとした胴の部分と、手のような枝がなんとも言えない魅力のある植物です。

そんなアデニウムの中で、アラビカムは、一番メジャーな品種になります。
アデニウムといえばこのアラビカムでしょう。
ホームセンターにも売っている品種です。

ですが、個体差がかなり大きく、育種家(植物を育てている人)さんによって作られるアデニウムは全くことなります。
そんなところに私は惹かれて、どっぷりとアデニウムの世界にハマりました。

アデニウムアラビカムの特徴

上でも言いましたが、個体差が非常に大きく、同じ品種でも全く違う形をしています。
まず、わたしが所有しているアデニウムアラビカムを並べてみた写真、ごらんください。

樹形はもちろん肌質も全く違いますよね。
まずは木のような形をした私が持っている中で一番大きいのがこちらです。

ものすごく迫力があります。
幹は太く、枝が短い、いわゆるドワーフタイプと言われるものです。
肌質は白いですね。

同じタイプですが、こちらは枝が太いタイプです。

上に伸びていく力があり力強い株になります。
おそらく、最終的に一番大きく育ちそうなのがこのアデニウムです。

そして、こちらは以前の幹も枝も太いタイプです。

正式名称は、アデニウム アラビカム ノム ソッ ドク ドォク+ガン クルワイといいます。
長いww
樹皮は緑と黒が混ざった様な色合いで、とても綺麗なアデニウムです。

小さいアラビカムもあります。
こちらはバオバブの木のような形をしていて気に入っている株です。

このような感じでとにかく株によって個性がかなりあります。
なので集めていて楽しい品種です。

冬は葉が落ちるのですが、春になるとこの丸い葉が一気に芽吹いて見た目がパッと華やかになります。
この感じが好きです。

アデニウムアラビカムの日当たり

アデニウムアラビカムは一年を通して直射日光のよくあたる場所に置くのがいいです。
日光が不足してしまうと、枝や幹が徒長してひょろ長くなってかっこわるい。
また根腐れの原因にもなりますので日光はとても重要です。

なお、風通しは他の植物同様重要です。
硬い株に育てるのはもちろん、害虫の発生を抑えるためにも風通しは気にしましょう。

アデニウムアラビカムの水やり(秋冬春)

夏型の塊根植物ですので、冬は眠ります。
ですので、秋になったら水やりの回数を減らして、葉が落ちて眠ったあとは完全断水がよいです。
葉が出てきたら少しづつ水やりして梅雨明けするくらいまで控えめに水をやってください。

アデニウムアラビカムの水やり(夏)

梅雨もあけるとたっぷり水をやりましょう。
表面の土が乾いたら水をじゃぶじゃぶ与えてよいです。
一番の成長期ですので、水をあげ、必要に応じて液肥を与えましょう。

真夏は朝か夕方に水やりをすることがおすすめです。
真夏の暑い昼間に水をやると鉢の中が蒸された状態になります。
その状態は株にはよくないのですずしい時間にあげましょう。  

ハダニに注意

アデニウムはとにかくハダニが付きます。
見えるか見えないかくらいの大きさの白い虫で、よく葉を見て、白い点々が動いていればそれはハダニです。
見つけたら、セロハンテープでくっつけて駆除しましょう。

予防的に葉水をたくさんしてください。
私は時間があれば葉水するようにしています、在宅勤務の強みですw
葉水をする際には葉の裏もしっかり水をあてましょう。

アデニウムの花

実はアデニウムの花、とてもきれいです。
別名、「砂漠のバラ」と呼ばれているだけあって、塊根植物(コーデックス)の中でも一番かわいい花を咲かすと思います。
我が家のアデニウムも2年目にはきれいな花を咲かせてくれました。

ハイビスカスのような南国チックな花でとてもかわいい。

色もピンクで葉っぱの緑とのコントラストが楽しめます。
花咲いているところ見つけるとめちゃくちゃテンション上がりますよ〜!

こんな人におすすめ

ということで、この記事ではアデニウムアラビカムを紹介しました。
ご紹介した通り、見た目にかなりの個体差があります。
ですので、実物、写真を見て気に入った個体があればぜひ手にとってみてください。
塊根植物といいながら木のような形のアデニウムアラビカムは、小さい木のような雰囲気になります。

アデニウムはアラビカムの他にもソコトラナム、オベスムなどがあり、それぞれ個体差の大きい面白い形の植物です。
私はアラビカムの他にソコトラナムも育てています。
以下の記事で紹介していますのであわせて読んでみてください。

見る楽しみ、育てる楽しみはもちろん、集める楽しみもあります。
人気の塊根植物であるパキポディウムよりも安く手に入りますし、育てやすいですので、初心者の方にもおすすめですよ。

独自の用土を作ってみる

この記事で紹介した植物を含む、アガベや塊根植物、サンセベリアやサボテン用の土をご自身で作ってみてはどうでしょうか?
園芸店で売っている土もいいですが、自分で用土を作るのも園芸の楽しみですよ。

こちらの記事で、アガベやサンセベリア、塊根植物などに使える用土について作り方や配合を紹介していますのでぜひ読んでみてください。

▼土の配合について

植物育成LEDライト

我が家は南向きの日当たりのいい部屋です。
しかし、基本的に、植物は部屋で育てたいので時間帯によっては陽が入らないためどうしても日照不足が気になります。
そこで植物育成ライトを導入しました。
我が家で使っているライトはSUN-20W-Wになります。

広い範囲を照射してくれて日照不足を補うのには問題ない光量のあるライトです。
こちらの記事で詳しく紹介していますので合わせて読んでみてください。

おすすめの鉢(黒いプラ鉢/陶器鉢)

植物を育成するために必要な植木鉢。
植木鉢には大きく分けて、プラスチック鉢と、陶器鉢の2種類あります。
ホームセンターでも簡単に手に入れることはできますが、やはり見た目もこだわりたいですよね。
そこでこのブログでは、見た目もかっこいい黒いプラスチック鉢と、1000円〜2000円の価格帯で買いやすく見た目もいい陶器製、存在感抜群のハンドメイドの鉢を紹介しています。
こちらの記事も合わせて読んでみてください。

育成している植物

このブログではこの記事で紹介した植物の他にも、アガベ、塊根植物、サンセベリア、サボテンなどの珍奇植物をいくつか紹介しています。
どれも個性的な植物で魅力のあるものです。
アガベだとこんな植物。

サボテンだとこんな感じ。

塊根植物、いわゆるコーデックスはこちら。

サンセベリアも大好きです。

植物についてはしっかりまとめていますのでこちらの記事をご覧ください。