鹿児島市にあったジャズ喫茶門。
2017年9月をもって、区画整理事業の開始とともに閉店となりました。
鹿児島中央駅の近くにあったジャズ喫茶で、そのお店には4000枚を超えるジャズレコードと、オーディオシステムがあります。
このレコードとオーディオシステムを移設して鹿児島のジャズ文化、音楽文化を後世に残そうとするクラウドファンディングにより、鹿児島市の天文館にあるカフェコーヒーイノベートに移設されることになりました。
歴史あるお店の歴史ある資産が、新しいお店にて継承されています。
この記事では移設先であるコーヒーイノベートをご紹介したいと思います。
- コーヒーイノベートのアクセス
- コーヒーイノベートの情報
- コーヒーイノベートのおしゃれな店内
- コーヒーイノベートのカプチーノと音楽
- コーヒーイノベートの圧倒されるレコード
- コーヒーイノベートの真空管のアンプとターンテーブル
- コーヒーイノベートの迫力満点アルテック
- コーヒーイノベート まとめ
- ジャズを聴いてみませんか
- ジャズ喫茶めぐり
コーヒーイノベートのアクセス
コーヒーイノベートとは、
コーヒーイノベートとは一杯のコーヒーから産まれるよい景色(イノべる)を創っていく為の実験的プロジェクト。現在は鹿児島市の官庁街山下町に実店舗と 毎週木曜日に鹿児島中央卸売魚類市場の中にコーヒーカートを出店 その他イベント等でコーヒーを淹れています。
ということで、お店だけの名前だけでなく、プロジェクトの名称のようです。
お店の場所は鹿児島の繁華街、天文館の端っこにお店があります。
地図だとこちらです。
鹿児島市役所の近くです。
そのため路面電車でのアクセスが便利です。
コーヒーイノベートの情報
こちらのお店の情報は以下のとおりです。
住所:鹿児島県鹿児島市山下町12-12 一二三ビル1F
電話:099-210-7237
営業時間:平日8:00~18:00、土曜日12:00~17:00
定休日:土曜日曜祝日
コーヒー予算:600円
コーヒーイノベートのおしゃれな店内
とにかく、内装がおしゃれで、普通のお店じゃないです。
だいたいコーヒーショップって、ウッディか、シンプルか、どちらかだと思うんですが(偏見?)ここは少し違います。
ここは、大きく2つの空間に分かれてて、入口を入ると、白を基調にした空間が広がっています。
そして、奥には特徴的な扉があり、その先には緑の壁が印象的な部屋があります。
独特で個性がありますね。
テーブル席と、窓際にカウンターがありますが、このカウンターが居心地がいいです。
目の前の道を通り過ぎる車を見ながらくつろげます。
強いて言えば、椅子が座りづらいことでしょうか…
おしゃれカフェあるあるですね。
コーヒーイノベートのカプチーノと音楽
大好きなカプチーノをいただきました。
かわいいマスコットがプリントされたコップで出してもらえます。
味は間違いない感じの味でおいしいです。
最近のおいしいお店で出てくる感じですww
レコード好きが見逃せないポイントは、BGMがアナログレコードだというとこですね。
お店の片隅にターンテーブルが置かれており、心地よい(少し小さめの)音量で流れています。
私が訪れた際にはArt Pepperの大好きな名盤がかかっていました。
このお店に2017年に閉店してしまった鹿児島のジャズ喫茶、門のオーディオセットとレコードがクラウドファンディングによって移設されました。
コーヒーイノベートの圧倒されるレコード
まず、今回の移設にあたって、レコードラックを新設されたそうです。
お店のサイズに合わせて4000枚を超えるレコードを収納できるような特注のラックです。
こんな感じ。
圧巻ですね。
レコードラックの上には「門」の看板があったりして、昔から通っているお客さんにとっては懐かしいものにもなりそうです。
こういのが残ってることって素敵ですよね。
まだわたしが行った時にはまだオープンしたばかりでアルファベットの仕切りがありませんでしたが今後できるそうです。
とにかくレコードの量が多いので、仕切りがないと探せそうにないですww
ちなみにこれまではマスターの頭の中にレコードリストがあったのですが、それだとここでは困るのでリストが作られました。
ボランティアの方によってリスト化されたようです。
リストだけでもこの厚み。
このリストを作ったことだけでも意義のあることだと思いました。
コーヒーイノベートの真空管のアンプとターンテーブル
オーディオラックの一番上には真空管のアンプが鎮座してます。
ラックスマンのアンプ。
GEの真空管と、松下の真空管を使った2つのアンプを使い分けることができるみたいです。
それぞれのアンプで音が違うとのこと。
ぜひ、体感したいものです。
なお、今回このコーヒーイノベートに移設したあとのオーディオのセッティングは「門」の音を作っていた方が担当されたとのことです。
真空管を焼いたりして、セッティング、メンテナンスに3週間かかったようです。
そりゃ、狭い「門」の空間で鳴ってたものをこんなに広い場所で鳴らすのですからセッティングは大変ですよね。
ターンテーブルはトーレンスTD125です。
カートリッジはオルトフォン。
品番まではちょっとメモしきれませんでした。
コーヒーイノベートの迫力満点アルテック
そして、カフェの両隅に設置されたのがアルテックのスピーカー。
The Voice of the theaterです。
これまでは壁に埋められていたようですが、ここではコンクリートの土台の上に乗っていました。
今後、このスピーカーがカフェの顔になりそうな存在感です。
ちなみに我が家のオーディオセットはTechnics+DENON+DALIの組み合わせです。
初心者向けおすすめのオーディオセットの記事で詳しく紹介していますのでそちらもごらんください。
そして音ですが、かなり響く印象でした。
空間が広いこともあってか、音が広がって響くイメージです。
スピーカーの前で音圧を楽しむというよりも空間全体で音を楽しめると思います。
個人的な印象ですが、ピアノトリオよりも管楽器が多いものが似合う感じ。
ビッグバンドもいいと思います。
コーヒーイノベート まとめ
ということで、今回は鹿児島市のカフェ、いや、ジャズ喫茶である、コーヒーイノベートをご紹介でした。
ジャズ喫茶「門」の伝統を継承する場ができたことはとてもうれしいことだと思います。
おしゃれなカフェですので、若い世代も楽しめるんじゃないでしょうか?
もともとコーヒーの美味しいお店ですので美味しいコーヒーといい音を楽しめる場所としてお気に入りの場所になりそう。
ぜひ、鹿児島にいらっしゃった際にはこちらのお店に行ってみてください。
なお、こちらのお店のようなおすすめの全国のジャズ喫茶についてジャズ喫茶のススメにまとめています。
こちらもあわせてごらんください。
ジャズを聴いてみませんか
ここのオーディオセットで聴くジャズはすごいいい音しますよ。
わたしのおすすめのレコードで聴きたいジャズ、ブラジルのジャズについて以下で紹介していますのでこちらも合わせてごらんください。
なお、ジャズ気になってるけど、レコードはちょっと敷居が高いなぁと思われる方にはCDでもいいので聴き始めてみてくだい。
こちらの記事ではCDでも聴ける私のおすすめのジャズアルバムを紹介しています。
ジャズ喫茶めぐり
わたしはライフワークとしてジャズ喫茶めぐりをマイペースでやってます。
ジャズ喫茶って、喫茶店の文化と、ジャズの文化を両方感じることができるので楽しい場所だと思うんですよね。
また、地方地方に個性のあるジャズ喫茶があって、そこを巡るのはとても楽しい。
これまで行ったお店に関してはこちらを御覧ください。