ジャズって何から聴き始めればいいかわからないですよね。
古い音楽ですし、なんか難しいというイメージですし、しかもCDで買えないものもあったり。
そんな壁をなんとか取り払って、ジャズに親しんでもらいたいと思い、こんなまとめ作ってみました。
私が聴いてきてすんなり受け入れることのできた難しくないアルバムのうち、CDで買うことができるものです。
一般的なまとめとはちょっと違いますが、自信を持ってオススメできるものを選んでみました。
- これだけは聴いておかないと!「Somethin' Else/Cannoball Addelray」
- おもわず体がうごいてしまう。「AFLO-CUBAN/Kenny Dorham」
- 有名でメロディアスな名曲を収録「Moanin/Art Blakey & The Jazz Messengers」
- サンバジャズの名盤「Embalo/Tenório Jr.」
- やさしいトランペットが聴ける名盤「Blue's Moods/Blue Mitchell」
- ニューヨークのため息、女性ボーカル入門「Helen Merrill/Helen Merrill」
- 現代のかっこいいジャズ「Earfood/Roy Hargrove」
- まとめ
これだけは聴いておかないと!「Somethin' Else/Cannoball Addelray」
ジャズって難しそうと思っている人がいたら、まずこのアルバムから聴くことをすすめる。そしてこのアルバムを聴いてつまらないと思ったら、ジャズとは縁がなかったということ。(市川正二)
私もこのアルバムからジャズを聴き始めました。
大学生のころ、ジャズをはじめて聴こうと思い買ったアルバムがこのアルバムです。
リーダーはキャノンボール・アダレイですが、サイドメンバーのマイルス・デイヴィスのトランペットが强烈すぎます。
このアルバムは間違いなく、マイルス・デイヴィスのアルバムですね。
といいながらも、マイルスのトランペットがどうこうよりもこのアルバムのAutumn Leavesを大きな音で聴いてみてください。
ジャズの名曲中の名曲のAutumn Leavesはいろんな人が演奏していますが、まちがいなくこの演奏がナンバーワン。
とにかく聴いてください。
おもわず体がうごいてしまう。「AFLO-CUBAN/Kenny Dorham」
このアルバムはクラブシーンからも支持されたアルバムです。 「アフロディジア」ははじめて聴いたとき、衝撃をうけましたし、体が勝手に動き出しました。
小難しいジャズではなく楽しいジャズ。
ラテンのリズムなのでジャズ初心者でもたいくつせずに、すんなり最後まで聴けると思いますよ。
ダンスミュージックや、ブラックミュージックが好きなかたは間違いなくハマる一枚だと思います。
有名でメロディアスな名曲を収録「Moanin/Art Blakey & The Jazz Messengers」
私がスタンダード曲の中で一番好きな曲がこのアルバムに入っているMornin'です。
おそらくどこかで聴かれたことがあるんではないでしょうか?
そんなMorni'の中でも一番有名な演奏がこちらのアルバムになります。
解説にもありますが、わたしもこの曲、ソロも含めて通して口ずさめます。
それほど人の心をつかむ名曲、名演ですね。
ジャズはこの曲のようにいつか、どこかで聴いたことのある名曲、いわゆるスタンダードと呼ばれる曲がたくさんあります。 そんなスタンダードから聞き始めるといいと思います。
サンバジャズの名盤「Embalo/Tenório Jr.」
こういうアルバムが一般的なおすすめまとめには入ってこないと思います。
そのそもいわゆるジャズといわれるモダンジャズやではなく、サンバジャズと呼ばれるブラジルのジャズになります。
でも、こういう聴きやすいものから是非聴いてください。
特に、「Nebulosa」が最高です。
ヒップホップアーティストにもサンプリングされた素晴らしいフレーズを聴くことができます。
やさしいトランペットが聴ける名盤「Blue's Moods/Blue Mitchell」
ジャズといえばトランペットですよね。
あまたのトランペット奏者がいますが、ブルー・ミッチェルはわかりやすい、やさいいトランペットを聴くことができると思います。
1曲目の「I'll Close My Eyes」が白眉で、きれいなメロディーのトランペットを聴かせてくれます。
ぜんぜん難しくなく、じっくり聴くもよし、BGMのように流すもよし、すてきなアルバムですよ。
ニューヨークのため息、女性ボーカル入門「Helen Merrill/Helen Merrill」
ジャズの1つの側面のボーカル。
特に女性ボーカルは日本では大人気です。
ジャズのボーカルなんて、古臭くてダサいと思っていたのですが、このアルバムを聴いてからその印象は変わりました。
ニューヨークのため息と言われるハスキーボイスで歌われる名曲の数々は聴いていて本当に気持ちよくなります。
特に「You'd Be So Nice To Come Home To」はテレビでもたまに使われたりしてて、もしかしたら聴いたことがあるかもですよ。
素敵な曲です。
ちなみにこのアルバムではクリフォード・ブラウンがトランペットを吹いていますがこの人のトランペットも絶品です。
現代のかっこいいジャズ「Earfood/Roy Hargrove」
ジャズといえば50~70年台を創造しがちですが、現行でも素敵なジャズはたくさんあります。
とくに、ロバート・グラスパーを始めとするいわゆるブラックミュージックと融合したジャズが人気ですね。
もちろんその流れも好きなのですが、おすすめするのはこちらのアルバムです。
ロイ・ハーグローヴは、ディアンジェロのアルバムにも参加しているトランペッターです。
とてもクールなトランペットを聴くことができます。
特に3曲目の「Strasbourg / St. Denis」はかなりいいですよ。
まとめ
ということで、初心者の入門用にいくつかのジャズのアルバムをご紹介しました。
選ぶときに意識したのは
- 古いアルバムだけにしない
- モダン・ジャズに偏らせない
ということで、邪道なものも入っています。
ですが、わたしとしてはこのアルバムはどれも最高なものです。
CDで手に入るものを選びましたので手に入りやすいと思います。
ぜひ聴いてみてください!
皆さんは定額制の音楽配信サービス使っています?
まだ利用していないのであればぜひはじめてみてください。
とりあえず「聴きたい!」と思ったときにすぐに聴けるのは本当に便利ですよ。