オイルドジャケットは一度は手に入れてみたい魅力のあるジャケットです。
古くから主にアウトドアで使われているこのジャケットはローテクながら機能的にも優れているアイテム。
無骨なのですが、街でも着れる洗練されたデザイン、魅力のあるジャケットは憧れの一着でもあります。
そんなオイルドジャケットの代名詞はBarbour(バブアー)です。
この記事ではそんなBarbour(バブアー)のオイルドジャケットについてご紹介します。
特に私が愛用しているボーダーというモデルについてご紹介したいと思います。
オイルドジャケット特有の嫌な匂いは大丈夫なのか?その対策は?
サイズ感は?
そんなこれからオイルドジャケットを買おうと思われている方に参考になると嬉しいです。
- Barbour(バブアー)とは
- Barbour(バブアー)の種類
- 現行バブアーとビンテージバブアー
- Border(ボーダー)の外観
- Border(ボーダー)の使用感
- Border(ボーダー)の気になる匂いの対策
- バブアーのオイルドジャケットまとめ
Barbour(バブアー)とは
Barbour(バブアー)はイギリスのブランドです。
イギリス国内では多くの人に愛されているBarbour(バブアー)オイルドジャケットが有名なブランド。
エリザベス女王、エディンバラ公、ウエールズ公により王室ワラントの称号を与えられている由緒あるブランドです。
そんなBarbour(バブアー)は日本でもおなじみで、特にオイルドジャケットは長く使えるアウターとして人気。
わたしもずっといつかはちょうどいいものをと探していました。
Barbour(バブアー)の代表アイテムであるオイルドジャケットについて少し説明しておきます。
オイルドジャケットはその名の通り、オイルを染み込ませたジャケット。
コットンにオイルを染み込ませ、防水性や防風性を高めます。
まだ、ゴアテックスなどの機能素材がなかった時代に機能を求めた先人の知恵です。
自分でオイルを入れ直す(リプルーフといいます)作業や、メンテナンスをすることで長く使えるヘビーデューティーなアイテムです。
Barbour(バブアー)の種類
Barbour(バブアー)のオイルドジャケットはジャケットタイプからコートタイプまでかなりたくさんのタイプがあります。
その中でも特に人気な3つのタイプをご紹介します。
ビデイル
まずは、Barbourを代表するもでる、ビデイルです。
おそらく一番人気のあるモデルで、いろいろなセレクトショップで別注されています。
ここで紹介するタイプの中では着丈が一番短いモデルで、着丈はジャケットよりも少し長いくらい。
ですので、ジャケット的にもアウター的にも使えるモデルで汎用性が高いと思います。
わたしの周りの友人の所有率が一番高いのがこちらです。
ビューフォート
つぎに紹介するモデルはビューフォートです。
ビデイルより10センチくらい着丈が長くなります。
少しコートっぽくなりますので、スーツスタイルでも、カジュアルスタイルでもオンオフ使い回せるモデルです。
サラリーマンがコートがわりに着ていることも多いモデルですね。
ボーダー
そしてロング丈のボーダーです。
ボーダーはまさにコート。
Aラインですのでステンカラーコートのように使えることができます。
迫力のあるポケットと長めの着丈で存在感は抜群です。
私はこのボーダーを買いました。(詳しくは後述)
スーツというよりもジャケパンが多い職場ですので、こちらのボーダーがちょうどよく合わせることができます。
もちろんオフでも大活躍。
オンオフ使い回せるアウターです。
現行バブアーとビンテージバブアー
もうひとつ紹介しておきたいのが、現行モデルとビンテージモデルの差です。
現行モデルはビンテージモデルに対して、
- シルエットがタイト
- オイルの匂いを抑えている
の2点が改良されています。
シルエットは現行モデルとビンテージモデルではだいぶ違いますので試着してみてください。
現行モデルは結構タイトです。
特に現行モデルの中でもSLというシリーズはかなり細身です。
Border(ボーダー)の外観
そして私が買ったのはボーダー。
1988年のモデルですので立派なビンテージです。
ボーダーはいわゆるステンカラーコートのような造りでシルエットはAライン。
ビンテージもでるは身幅が結構広く、ゆったりしています。
ポケットが多くかなり重宝します。
このメインのポケットはかなり大きく、フラップもついていて飲み会とかに行くときには本当に便利です。
内側にも大きめのポケットがあります。
ライニングには英国らしいチェック柄があしらわれてて、チラ見したときにかっこいいです。
ジップはバブアーリングジップでゴールド。
ダブルジップになっていて迫力がありますよ。
ポケットの上にはハンドウォーマーがついています。
この中はネル素材になっていて、寒いときに手を温めてくれます。
このあたりのディテールはアウトドアアイテムならではですね。
なお、サイズはC42と結構大きめです。
日本のサイズ感でいくとXLくらいでしょうか?
36がSサイズ
38がMサイズ
40がLサイズ
42がXLサイズ
っといった感じだと思います。
わたしはオーバーコート気味に着たかったのでちょうどいい感じの大きさでした。
Border(ボーダー)の使用感
バブアーのボーダーを使って見た感想ですが、一言で表すと
思ってたよりもあたたかい
という感じです。
やはりオイルの染み込んだジャケットは本当に風を通しません。
風が入ってこないのでかなり防寒されると思います。
また、襟元のコーデュロイが首元を守ってくれます。
ボーダーはチンストラップがありますので寒いときには立てると完璧です。
もちろんライナーがついているわけでもダウンが入っているわけでもないので極寒には耐えられそうにありませんが、ニットやインナーダウンを着れば問題ないですね。
私はモンベルのインナーダウンを使っています。
モンベルのインナーダウンについてはこちらの記事を参考にしてください。
概ね使いやすのですが、オイルの匂いがきついのが難点でした。
やはりオイルの匂い、というか、オイルが酸化したような匂いがして、少なくともクローゼットに他の洋服と一緒に入れておくと匂いが移りそうで無理でした。
また、ベタつきもありましたので、満員電車はだめでしょうし、車の運転も難しいでしょう。
車の運転で使えないのは私的に致命傷です。
そこでオイル抜きしてみることにしました。
Border(ボーダー)の気になる匂いの対策
このバブアーオイル抜きをすることを決意しました。
せっかく気に入ってても、匂いのせいで着る機会が減るともったいないですもんね。
オイル抜きの詳しい方法や説明はこちらの記事をごらんください。
オイル抜きしたあとのジャケットがこちらです。
ほぼ匂いはなくなり、洗剤の匂いのみになりました。
また、ベタつきもなくなり表面はサラサラのコットンジャケットになりました。
若干防寒性は落ちますが、これで日常使いすることができるようになり、大満足です。
バブアーのオイルドジャケットまとめ
ということで、この記事ではバブアーのことと、私が買ったビンテージバブアーのボーダーについてご紹介しました。
ビンテージバブアーのゆったりシルエットは今の雰囲気にぴったりですし、ジャケットの上からでも使える余裕があります。
匂いに関しては私はちょっと無理でしたが、オイル抜きすれば問題なくなりました。
雰囲気バツグンにいいバブアーのジャケット、一着は持っていたいアウターです。
どのモデルにするかは個人的な好みの問題もありますが、スーツやジャケパンでコートのように着たいのであれば私が買ったボーダーはかなりおすすめです。
オンオフ使えるのもいいアイテムです。
このボーダーにもスリムなモデルがあります。
タイトなシルエットのコートタイプのジャケットがほしい場合にはこちらのスリムフィットモデルがいいでしょう。
なお、このBarbourのボーダーはオンオフ使えますし、着回ししやすいのでいつも旅行にも持っていってます。
その他にもいつも旅行に持っていっているアイテムについてこちらにまとめてますので、合わせて御覧ください。
バブアーには革靴をあわせて履きたくなります。
オリーブのバブアーには茶色い革靴が似合いますね。
ここではいているのは、G.H BASSのLOGAN です。
なんにでも合わせれる使いやすい革靴です。
この靴についてはこちらの記事で紹介してますので合わせてご覧ください。
茶色いブーツもおすすめです。
特にトリッカーズのカントリーブーツはバブアーと同じイギリスの靴ですので相性抜群。
ジーンズとバブアーとトリッカーズは鉄板の組み合わせですね。
トリッカーズのカントリーブーツについてはこちらで紹介していますのであわせて読んでみてください。