ジャズやブラジルの音楽を中心に家ではアナログレコードを聴くのが大好きです。
近年のレコードブームはファンとしては嬉しい限り。
SONYがレコードの生産をまたはじめるってニュースが出てきたりして、国内のレコード人気盛り上がってますね。
そんなレコードを聴くのに必ず必要なものの1つがレコード針です。
この記事ではわたしのおすすめのレコード針について紹介したいと思います。
SHURE M44Gというレコード針です。
記事の最後には残念なお知らせ付きですが、最後までお付き合いください。
わたしのオーディオセット
まずはわたしのアナログレコードの再生環境についてご紹介します。
こんな感じのセットです。
- アンプ:DENONのPMA-390Re
- スピーカー:DALIのZENSOR1
- ターンテーブル:TechnicsのSL1200MK3
初心者向けのそんなに高価ではないセットをわたしは使っています。
詳しくは初心者におすすめのオーディオセットの記事をご覧ください。
上を見ればきりの無い世界。
今のところわたしはこれで満足してますのでアップデートの予定はないです。
このセットの中で使っているレコード針が、この記事で紹介するSHURE M44Gになります。
カートリッジとレコード針
レコード針、レコード針と言っていますが、まずは、カートリッジとレコード針について理解しておきましょう。
カートリッジはターンテーブルのアームとレコード針をつなぐための部品。
カートリッジにレコード針をくっつけて使います。
もう少し細かい説明はOTAI RECORDさんのHPにありますので、参考にしてみてください。
レコード針は再生してたり、何かにぶつけたりすると折れるので交換が必要になります。
その時にはカートリッジはそのままにレコード針だけを交換します。
このレコード針がレコードの溝をなぞって音を出すんですね。
レコード針(カートリッジ)の種類
次にレコード針の種類について代表的でおすすめのレコード針と一緒に説明します。
おおざっぱに分けると、リスニング用とDJ用に別れます。
初心者が手を出せそうな価格帯のものだけご紹介したいと思います。
リスニング用
リスニング用はその名の通り、音楽を聴くことに特化したもの。
繊細な音を再現することができます。
が、そのかわりに針も繊細で、ちょっとの衝撃で折れちゃうことも。
レコードに針を落とすときにも気を使う必要のある針です。
代表的なものとしてはこんなところです。
DJ用
もう一つがDJ用。
こちらはスクラッチなど、DJがハードに使うことができる針です。
逆にリスニング用だとスクラッチなんてできません。
やっちゃうとすぐに折れます。
耐久性が高いのはこちらの針です。
ちなみにDJ用といってもリスニングに適さないわけではないのでご安心を。
代表的なものとしてはこんなところです。
SHURE M44Gを選んだ理由
いろいろ検討した結果わたしが選んだのはSHURE M44Gです。
この写真はレコード針の部分だけなので品番がN44Gになります。
まさにド定番でかなり有名なレコード針です。
わたしはレコードを聴き始めたころからこれまでにも何回も使ってきました。
そして、また今、この針に戻ってます。
その理由はいくつかありますので紹介したいと思います。
SHURE M44Gを選んだ理由1.丈夫
まずはDJ用であるM44Gを選んだのは丈夫だからです。
レコード針って何かにぶつけたりするとすぐ折れるんですけど、わたしは扱いが雑でこれまで何本も針を折ってきました。
レコードに針を落とすときにうっかり手を滑らせてレコードじゃないところに落として折っちゃうパターンが多いです。
リスニング用はDJ用と比較すると折れやすいので不安です。
頻繁に替えるわけにもいかないのでDJ用であるM44Gにしました。
SHURE M44Gを選んだ理由2.音質
この針は一般的にロック、ジャズに向いていると言われています。
低音が効いてて、太めの音。
わたしの印象ですが、高音よりも低音に強い針だと思います。
音量も大きめで全体的に迫力があり、わたし好み。
ということで音的にも気に入っている針です。
「SHURE M44G レビュー」まとめ
ということで、この記事ではレコード針についてと、わたしが使っているSHURE M44G のご紹介でした。
どんなレコード針からはじめてもいいのですが、扱いやすさから言うとこのSHURE M44Gはかなりいいレコード針だと思います。
DJ用の針なのですが、ロックやジャズの愛好家の方でもこの針を指名して使っている人もたくさんいます。
リスニング用の針はもう少し先に、オーディオセットをアップデートするタイミングで検討する楽しみにとっておきます。
まずはこの針で初めてみてはどうでしょか?
この針で聴くのにぴったりなジャズやブラジルのジャズについて以下で紹介していますので合わせてごらんになってください。
古いスタンダードなジャズはもちろんですが、近年のジャズや、アメリカ以外のジャズもかなり面白いです。
私がおすすめのジャズについては以下でまとめていますので参考にしてみてください。
追記:残念なお知らせと代替の針
とここまでSHUREのM44Gをおすすめしておきながら残念なお知らせです。
SHUREがこのM44Gを始めとするレコード針、カートリッジの生産を停止すると発表されました。
このニュースはレコードを聞く人にとっては結構衝撃的なニュースだったと思います。
一時期は買いだめに走る人がいて、かなりお値段が高騰しました。
ということで、M44-Gのカートリッジと互換性のあるディスクユニオンのレコード針を使ってみることにしましたのでそのレビューを書いています。
こちらの記事もご参考にしてみてください。
また、2021/01/現在は、100sounds(ヒャクサウンズ)のRS-44-100Bを使っています。
この針は迫力ある音で、ジャズ、ロック、ハウスなど、オールジャンルで使えるレコード針だと思います。
コスパもかなりいいので、SHURE M44Gの互換針を探されている方にかなりおすすめできます。
詳しくはこちらの記事で紹介していますのであわせて読んでみてください。
なお、アナログレコードの再生環境についてはレコードのススメの記事にまとめています。
こちらもあわせて御覧ください。