情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャーの勉強の仕方について、以前の記事でご紹介しました。
関連記事:私が実際に合格した情報処理技術者試験プロジェクトマネージャー(PM)の勉強の仕方
今回はもう少し具体的に、実際にどういう方法でどんな勉強をしたかをご紹介します。
まずは午前問題に関して今回はご紹介します。
なお、私はこれまで情報処理技術者試験といえば当時の初級システムアドミニストレータを持っているのみでしたので免除はありませんでした。
そういうレベルで学習をはじめました。
午前Ⅰの勉強方法
午前ⅠはITの一般的な問題を、午前Ⅱはプロジェクトマネージャーの専門知識をマークシートで回答します。
午後Ⅰに関しては前回の記事でも書きましたが、一般的といっても、全然一般的だとは思いませんが、こういう問題が出ると割り切って解くべきですね。
過去問からかなりの数の問題が出ますので、過去問はしっかり抑えましょう。
あとは、最近のITトピックなどが出ます。
ITの動向をウォッチし、過去問を解いておくと大丈夫でしょう。
午前Ⅰで参考書を利用するならばこちらの参考書がいいです。
午前Ⅰだけの問題集のいいのってないんですよね。
この問題集ですと、午前Ⅱに関しても勉強できるので持っておいて損はないです。
といいながらも午前問題はナニワトモアレ、過去問です。
勉強のやり方は、
- 過去問を解く
- 点数をつける
- 不明点をチェックしておく
- ノートを作る
です。
計算問題はできなければとばす
午前Ⅰの中で挫折する原因って計算問題だと思います。
普段、業務でも使わないような計算(例えばビットシフトとか)をなんで試験でテストすんの?って思いますが、出ますよね。
これ、無視していいです。
なんでかといえば、ここを回答しなくても合格できます。
計算問題を仮に全部飛ばしても他が合っていれば合格ラインに到達することができるんです。
ですので、ここで止まってしまうのはもったいない。
ちょっと考えてわからないのは飛ばしましょう。
最終的にわからないものは回答まで暗記するようにしましょう。
計算問題は、過去問と同じ数を使った問題が出ます。
要するに、回答まで暗記してても大丈夫。
わたしが受験したときにもそういう問題が1問出ました。
ですので、とにかくここで止まって挫折しないことです。
最新のトピックは抑えておく
過去問、計算問題以外に出てくるのが最新のITのトピックです。
最新の技術動向に関してなので、もちろん過去問には出てきません。
わたしが受けたときには
- クラウド
- IoT
のようなキーワードの問題が出ました。
いろいろな情報を使ってこういうトピックは抑えておくようにしておくと点数を稼げますね。
午後Ⅱの勉強方法
なお午後Ⅱに関してです。
こちらも基本は、過去問なのですが、それだけでは少し怖いです。
ですので、前回の記事でもご紹介した、こちらの書籍のような問題集を1冊程度解いておいてください。
そのうえで、意識しておいたほうがいいことをいくつかご紹介です。
PMBOKを知る
プロジェクトマネジメントの知識体系としてPMBOKがあります。
PMBOKはご存知ですか?
ご存知ないなら、すこしはこちらの知識をつけたほうがいいですね。
午前Ⅱの問題にはこのPMBOKに関連する問題もいくつか出てきます。
わたしは、このプロジェクトマネージャーの資格を取得する前にPMP(Project Management Professional)の資格を取りました。
その際にみっちりPMBOKについて学習したので午前Ⅱの問題もしっくり入ってきました。
こういう書籍でPMBOKの知識もつけておくとよいでしょう。
PMPの勉強を開始する前に読んだ本です。
入門書としては定評のある書籍です。
効率的な学習方法
過去問を解くのって別にノウハウも何もないと思うのですが、とにかく効率的に解きたいですよね。
私は、この
過去問を解く→丸つけする→不明点をチェックする
という流れをいつでもどこでもできるように、私はエクセルを使って回答シートを作りました。
こんな感じのエクセルです。
これは、問題番号と正解を書いておいて、「正誤」のところで自動で○☓をつけるシートです。
「正誤」のところには「正解」と「回答」が同じだったら○、違ったら☓となるように式を入れてます。
いちいち全部回答したあとに丸付けをするのって結構たいへん。
なので一問一問確認できるようにこういうやり方で進めました。
そして不明点のあるセルは黄色で色付けしておくことであとで簡単に見直せるようになります。
この回答ファイルと問題文のPDFがあれば、どこでも勉強することができますよ。
私はスマートフォンに入れて勉強してました。
最初にファイルを作るのが面倒ですが、私は結局5回ほど回したので、元はとれたかなぁと思います。
こうして、不明点を少しづつ少なくしていくのです。
まとめ
ということで、今回は午前問題の勉強方法に関してご紹介でした。
午後問題に比べれば、難易度は低いと思いますが、ここで足切りされ、午後の採点すらしてもらえない方が毎年何人もいます。
ですので気を抜かずにがんばりましょう。
ただし、午前の勉強は試験の2ヶ月前くらいでも充分間に合います。
午後の学習を優先し、うまく午前の学習もできるようにスケジュールすればいいかと思います。